アリス イン ワンダーランド [映画(劇場)]
バートン監督のテクニックは
見た目の奇抜と
登場人物の性格付けが上手く
生々しく、繊細なので、つい話に引き込まれてしまいます。
奇抜さで掴む作品は多くありますが、
なかなか、人物描写まできっちり出来てる作品は少なく
マニアックワールドな作品なのに大ヒットしている
要素ではないかと思います。
スタッフもバートン監督作の常連さんが活躍しています。
実生活で奥様の
ヘレナ・ボナム・カーターさん(赤の女王)
は、極端なルックスなのに、目やしゃべり方で
威圧感を感じさせます。
このキャラが、お客さんに嫌な感じでなければ、
話が盛り上がらないので、ある意味一番大事な役だったかもしれません。
ジョニーディップさん(帽子屋)
は、悪政への怒りを内に秘めながらも、
それなりに世渡り上手で、かといって体制に媚びたりしない
でも、いざとなれば立ち上がるかもしれない、
ある意味、お客さんが自分を重ねやすいキャラだと思います。
音楽も常連ダニーエルフマンさんで、
いつもどおりの雰囲気です。
バートン監督にしては毒が薄い気もしますし、
出だし、なかなかエンジンがかからず、やきもきしますが
(これも演出かもしれません)
オチもハッピーエンドですし、アドベンチャー的な
波乱もあり、老若男女誰が見ても楽しめる作品と思います。
2010-04-18 20:49
nice!(4)
コメント(7)
トラックバック(0)
ティム・バートン監督作品はパッと見毒々しいですが
クセのある人たちの描写に愛を感じますね。
それにしても今回のヘレナ・ボナム=カーターは
見た目のいじられ方がすごい^^;
by CORO (2010-04-19 00:09)
COROさんniceありがとうございます。
>見た目のいじられ方がすごい
世界的大ヒットで報われましたが
普通は、女優さん的にNGだと思います。
監督、女優の信頼関係がないと出来ない領域に思えます。
by aneurysm (2010-04-19 21:35)
>老若男女誰が見ても楽しめる作品
ほんと、そんな感じでしたね〜。
子供が見ても安心の「ディズニー印☆」って感じでした。
個人的には、ものたりないけど、、^^;
by ジジョ (2010-04-21 01:07)
ジジョさんniceありがとうございます。
私もバートン監督とはビートルジュースからの
付き合いですが、狙ってヒット作作れるのは
今までも判って作ってきた証拠だと思います。
次はきっと?
by aneurysm (2010-04-21 19:57)
>ヘレナ・ボナム・カーターさん
赤の女王だけでも観る価値はあると思います。^^
>毒が薄い
ディズニー映画ですから仕方ないですね。
by hash (2010-05-01 21:44)
hashさんniceありがとうございます。
よくも悪くもディズニー映画を作れるのは
才能だと思います。
by aneurysm (2010-05-01 23:47)
movielover さんniceありがとうございます。
by aneurysm (2010-07-05 22:43)