Jimmy Eat World / Chase This Light

私のようなジジイにとっては
今更、ギターバンドが、メロコアだろうと、エモコアだろうと、スクリーモだろうと
曲がよけりゃなんでもいい訳ですが、
煩い人は、カテゴライズが好きで、なにかとジャンルを作りたがる訳です。
”これは新しい！”と差別化したいがために、言葉を創作するも、
結果的にそのジャンルが形成されていけば、類似バンドが増えるだけで
また違うジャンルが増えるだけです。

ジジイの歴史からすると、パンクなんかでも、ポジティブパンク、ポストパンク、ニューウエイブ、ＵＳハードコア
メタルでも、ジャーマン、スラッシュ、デス、パワー、スピード、プロテスタント(笑）などなど
宗教の如く、内部分裂しちゃう訳です。

しかしスレイヤーや、ＴＯＯＬのように、ひとつの方向性を研ぎ澄ますバンドと対極に
ＫＯＲＮ、クイーン、レディオヘッドみたいに毎回スタイルを変えていくバンドも多い訳です。
そうなると、初期のカテゴリを超越してしまい、枠に収める事が不可能になります。

最近だとグッドシャーロット、SUM41なんかは、変態しようとして
失敗（あくまで商業的な意味で、作品は素晴らしい）後、元に戻るケースも多いです。

ジミーイートも今回に関しては、”どっち？”と微妙な位置のアルバムで
これが売れると、もっと変化を求めるだろうし、失敗でも帰れる位置です。

なんて堅牢な奴（ｗ